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第11回研究会
2009年3月21日開催

​会場:駒澤大学大学会館246


教育講演
「老荘とその周辺」
講師:吉元昭治(吉元医院)
司会:本橋弘子(CLA湯島心理臨床研究所)

特別講演
「中島敦の文学に見る老荘思想」
講師:ポール・マッカーシー(駿河台大学)
司会:賀陽 濟(西東京心理療法研究所・田無神社)

シンポジウム
テーマ「老荘思想とひきこもり」

「Egoなしの心理療法は可能なのか?」
シンポジスト:ジェリー・クスマノ(上智大学)
「老荘思想と心身実践」
シンポジスト:廖赤陽(武蔵野美術大学)
「心が閉じる局面と治療関係―引きこもりケースの精神療法より―」
シンポジスト:近藤直司(山梨県立精神保健福祉センター)

指定討論:西園昌久(心理社会的精神医学研究所)
司会:中村伸一(中村心理療法研究室)
司会:大山みち子(武蔵野大学・広尾心理臨床相談室)

第11回「東洋思想と心理療法」研究会

 今回の研究会のテーマは、「老荘思想とひきこもり」です。

これまで本研究会では、儒教、道教をはじめに中国に端を発する思想は勿論のこと、韓国や本邦の伝統的な思想や思惟、哲学、宗教(死や生をめぐる)について、さらには、子ども、遊び、占いや儀礼などを通して、心の世界を広くとらえ、多くを学び、知識としてきました。そして、そこから心理療法の工夫に活かす為のもろもろのヒントやインスピレーションを得てまいりました。

 今回のテーマとして、改めて「老荘思想」に着目することで、いささか語り尽くされた感があるものの「ひきこもり」という現代社会の話題をとらえなおすのは、第11回を迎えた今回にふさわしい話題であると思っております。

 一見つながりを連想し難い両者ですが、講師やシンポジストの皆様に、それぞれがご関心のある専門領域についてお話をいただき、この難題に光を当てることによって、集う参会者各々が、そこから興味深く刺激を受けることができると期待しております。

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