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第14回研究会
2013年6月1日開催

​会場:駒澤大学中央講堂

 

教育講演
「日本における同性愛の歴史と現在」
 講師:平田俊明(しらかば診療所)
 司会:中村伸一(中村心理療法研究室)

特別講演
「東洋的思想と森田療法――自然と人間の関係から考える」
 講師:北西憲二(森田療法研究所・北西クリニック)

 司会:阿部 裕(明治学院大学)

シンポジウム
テーマ「日本文化と性」
「日本における性愛をめぐる歴史と民俗」
 シンポジスト:松尾恒一(国立歴史民俗博物館)
「中世の性愛思想と神仏」
 シンポジスト:伊藤 聡(茨城大学)
「房中術とその歴史」
 シンポジスト:吉元昭治(吉元医院)
 指定討論:西園昌久(心理社会的精神医学研究所)
 司会:大山みち子(武蔵野大学・広尾心理臨床相談室)
 司会:森山敏文(広尾心理臨床相談室)

第14回「東洋思想と心理療法」研究会

「性」を語らずして、「ヒト」という生きものとしての存在を説明することは難しい。我々の属している土着の文化、殊に人々の慣習や風俗に着目すると、「性」はまことに具象的で且つ多様な形を取って現れてくる。

 さらに、ここにヒトの関係性という変数が加わると、実在としての「性」は、より明瞭になるだろう。個人間や個人内の、現象としての「性」のあり方、役割としての性、性愛的な身体性の問題、文化・社会的なセクシュアリティなど、多様でより抽象化された視座からの観察・分析が求められる。

 今回は、性愛の歴史と民俗、宗教的な視点からの言及、道教の房中術といったところから、「性」について論議が行われる。

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