top of page

第15回研究会
2014年6月7日開催

会場:駒澤大学中央講堂

教育講演
「医療少年院の教誨活動」
 講師:舘盛寛行(神奈川医療少年院教誨師・梅宗寺副住職)
 司会:大山みち子(武蔵野大学・広尾心理臨床相談室)

特別講演
「罪と愛と恥」をめぐる話 ~内観の視点から~
 講師:真栄城輝明(奈良女子大学・大和内観研修所)

 司会:中村伸一(中村心理療法研究室)

シンポジウム
テーマ「日本文化と性」
「精神分析における罪と恥」
 シンポジスト:高野 晶(心の杜・新宿クリニック))
「親鸞における罪と恥」
 シンポジスト:爪田一寿(武蔵野大学)

「世間体と恥意識」
 シンポジスト:中村伸一(中村心理療法研究室)

 指定討論:西園昌久(心理社会的精神医学研究所)
 司会:岡部 健(川崎市健康福祉局障害保健福祉部)
 司会:森山敏文(広尾心理臨床相談室)

第15回「東洋思想と心理療法」研究会

 日常の生活空間の中で語られる「罪」と「恥」というコトバの概念。実際、多くのばあい、罪を意識し恥となる体験の過程、恥を隠して罪とする体験過程が複雑に絡みあって存在する。これらの体験過程は、個人の心理的な動因として、ヒトの生理的機能を始めに、あらゆる行為や行動、思考、思想、思唯などに重大な影響を及ぼし、作用する。時に信仰や芸術的な題材として。そしてこれまで、宗教、哲学はもとより法律や経済に至るまで、道徳、倫理的なテーマとして学問的な関心の対象となっている。

 今回は、これらの概念が東洋とりわけ日本という土壌の中で、どのように現れ扱われてきたのかなどのメカニズムについて、主に精神分析の視点、宗教や宗教起源の療法、といった視座から、あらためて取り上げ解析する。

bottom of page