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第18回研究会

2017年5月27日(土)開催
会場:駒澤大学 中央講堂

教育講演
「家訓の歴史的変遷と現代的意味について」
 講師:米村千代(千葉大学)
 司会:中村伸一(中村心理療法研究室)

 

特別講演
「江戸時代の親子関係と子育て――母子絵を手がかりに」
 講師:太田素子(和光大学)
 司会:大山みち子(武蔵野大学・広尾心理臨床相談室)

シンポジウム
テーマ 「日本における家族のゆくえ」
 指定討論:西園昌久(心理社会的精神医学研究所)
 司  会:佐藤豊(防衛医科大学校)
 司  会:本橋弘子(CLA湯島心理臨床研究所)
「死してなお継ぐ家族の絆」
 シンポジスト:西田正法(明林寺)
「家族療法事例からの考察」
 シンポジスト:中村伸一(中村心理療法研究室)
「非行臨床から見た家族のゆくえ」
 シンポジスト:村松励(専修大学)

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今回のテーマは、「日本における家族のゆくえ」である。少なくとも我が国では、近年、家族のありようが変わってきていることは、疑いがないように見える。しかし、かつてはどのようであったかは、案外不確かであり、何が変わり何が変わっていないのかを知ることは、一筋縄ではいかないのではないか。個人の体験や身近な伝聞、あるいはマスコミや公的機関の発表をそのまま受け止めるのではなく、着実な研究の手法や独自の切り口を持つ方々から、知見を得ようとするものである。それによって、現在の家族やその成員である個人、その集合である社会を知るよすがとし、さらにはそのゆくえを眺めやることを試みたい。今回は時代を遡り、家訓・母子絵などに現れる先人の家庭を垣間見、シンポジウムでは禅・家族療法・非行などの話題を得て、今そして明日の家族に関わる糧としたい。

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