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第6回研究会

2004年3月6日開催

会場:駒澤大学大学会館246

教育講演

「ユタとノロの研究」

 講師:松尾恒一(国立歴史民族博物館助教授)

 司会:佐藤豊(防衛医科大学精神科学教室)

特別講演

「私の演劇論――身体を通しての表現」

 講師:唐十郎(横浜国立大学教授)

 司会:賀陽濟(かや医院)

シンポジウム

​テーマ 「身体的な動きと心理療法」

 指定討論:西園昌久(心理社会的精神医学研究所)

 司  会:大山みち子(武蔵野大学・広尾心理臨床相談室)

 司  会:本橋弘子(CLA湯島心理臨床研究所・下坂心理療法研究室)

「からだ、アクション、そしてドラマへ」

 シンポジスト:高良聖(川村学園女子大学)

「武道の動きと生体現象」

 シンポジスト:楠本恭久(日本体育大学)

「静の選択と心の動き―坐禅・経行そして日常―」

​ シンポジスト:石井清純(駒澤大学)

 心理劇,芸術療法、行動療法はもちろんのこと、昨今では、言語による交流を中心的な方法論とする精神分析においても、身体的な動きをかつてよりいっそう重要な課題として議論の俎上にのせています。非言語的な心の動きは、当然のことながら身体的な動きとして現れやすいのですが、そこのところを「投影同一化」などの鍵概念を想定して「いま・ここで」あつかうのが現代精神分析の特徴といってよいでしょう。
 今回は、東洋とりわけわが国における身体の動き(パフォーマンス)の特徴について、掘り下げてみたいと思います。教育講演では松尾恒一氏(国立民俗学研究所助教授)が、「ユタとノロ」について、貴重なビデオを通してご講演くださいます。ユタ、ノロとは今も沖縄、奄美に残る女性のシャーマンで、その祈りの姿は、日本文化の基層を考える上で欠くことができません。特別講演には「紅テント」の唐十郎氏(横浜国立大学教授)をお呼びし、「私の演劇論(身体を通しての表現)」と題して、ご講演いただきます。また、シンポジウムでは、斯界で活躍する演者に集っていただき、東洋と西洋の身体の動きについて議論していただく予定です。

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