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「東洋思想と心理療法」研究会
Association for Oriental Philosophy and Psychotherapy
第20回研究会
2019年5月25日(土)開催
会場:駒澤大学 中央講堂
テーマ:「江戸の暮らしと養生」
教育講演
「仏教における心の諸相―跳ね回る心と清らかな心―」
講師:石井公成(駒澤大学)
司会:遠藤義彦
特別講演I
「忠臣蔵と芭蕉」
講師:海野弘(評論家)
司会:大山みち子(武蔵野大学・広尾心理臨床相談室)
特別講演II
「江戸時代の養生法―香川修徳を中心に―」
講 師:酒井シヅ(順天堂大学日本医学教育歴史館)
聞き手:大山みち子(武蔵野大学・広尾心理臨床相談室)
聞き手:中村伸一(中村心理療法研究室)
第20回は「江戸の暮らしと養生」が共通テーマです。江戸期は、「明治は遠くなりにけり」のさらに前の時代ではありますが、我々の祖父母の代では、その父母らによって現実の体験として語られる時代でもありました。では今回お招きした講師を順にご紹介します。まず駒澤大学の石井公成先生に「仏教における心の諸相」をお話しいただきます。仏教研究のテーマとしてものまねや聖徳太子なども扱う石井先生が説く「心」のありようをお楽しみください。続いての、海野弘先生の評論は、芸術・ファッション・サブカルチャーなど幅広い分野で、必ずといってよいほど行き当たります。一方、江戸シリーズの短編集には、平明な中に奥ゆかしい哀しみが描かれています。今回は、さらに趣き深く、忠臣蔵・吉良・芭蕉についての「旅」を、俳句を題材にお話しいただく予定です。最後に、医療史研究の酒井シヅ先生は、大河ドラマなどの医学考証で知る方も多いでしょう。これまでのご経験やご研究をお尋ねする機会としたいと思います。抗生物質も血液型も見出されない時代に、わが国での「命」の養いはどのようであったのでしょうか。(世話人 大山みち子)
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